オッサンのハッピーライフ

一人暮らしのオッサンの楽しい幸せな日々のエッセイ

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いけるぜ!フリーズドライ

よく行く山やに行く。山やと言っても飲み屋ではない。ふらっと覗く山道具屋だ。

一歩店に入ったら見ているだけでは気が引けるので何か一つたまに買っていく。自分でいうのもおこがましいが人がいいのか何かを買ってしまうのだ。

道具は使い慣れているものを一式持っているので買うのはフリーズドライ食品かガスボンベだ。そこのところはしみったれている自分が申し訳ない気持ちで店を出る。お客なのに何なのだこの気持ちは?・・とそんなわけでフリーズドライ食品が数個あるのだが、台風で仕事にも行けず山箱の中から取り出し食べてみることにした。白飯はいつも冷凍して数膳分ストックしてある。そのあたりは胃袋に直結することなのでマメなのだ。

よし!っと選んだのは親子丼だ。こんな10センチ角の物体がどう変身するのかが楽しみだ。昔は、いや若いころはアルファー米がフリーズドライの代名詞だったけれどレトルト食品やゴハンができてから山登りの時はレトルトのみで行動していた。特に冬山は水が貴重でレトルトだと水が減らないからそうしていたので、フリーズドライ食品はかなり久しぶりだ。食べてもインスタントラーメンくらいだ。

そしてその親子丼だれどたった140mlのお湯で出来るのだ。しかしそれが実に美味い。親の部分の鶏肉も最初は「どうせフリーズドライ食なんだろ」となめていたが本当の鶏肉だ。

レンジで解凍したゴハンの上に乗せる。食べる。乗せる。食べる。

これが今のフリーズドライ食品か。味は山ゴハンということもあって濃いめだがお店の味だ。ちゃんとした食器に盛り付ければ普通の食堂の味に負けないくらい美味い!

僕は一応、茶わんはウェッジウッド製で皿はノリタケ製でいつも食べている。いつも品の無いオレのささやかな見栄だ。余談だがコップ(いや、品よく言えばグラスともいう)もちょっと値が張るものを愛用している。

ということで、フリーズドライ食品のあまりにもの変容に感動し、そのあと畑のカレーなるカレールーも食した。夕食ももちろんフリーズドライだ。その名もパエリア・・風ピラフ。これはイマイチ豪華さがなく見た目が残念だけれど味はパエリアだった。そんなことで今日はフリーズドライ食品で生きてみた。また人柄よく買い込んで山箱に入れてフリーズドライ食品をいろいろと試食しようと思う。

よし!もう寝る。

 では・・

今日もいい日だったなぁ・・・goodnight